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- 居場所づくりの実践事例集
- 兵庫県「歩歩(ぽぽ)・すずらん」
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兵庫県
「歩歩(ぽぽ)・すずらん」(NPO法人 ピアサポートひまわりの家)
※2019年時点での活動情報です。最新の活動状況は各居場所にご確認ください。
基本情報
- 居場所名:歩歩(ぽぽ)・すずらん
- 主催団体名:NPO法人 ピアサポートひまわりの家
- 世話人:スタッフは看護師、精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士、ケアマネージャー、教員、臨床心理士 そのほかピアスタッフも配属している
- 参加者数:一回につき10名以内(男性5割、女性5割、30代が多い)
- 参加要件:当事者、経験者、その家族、その他参加したい人であれば出来る限り無条件で
- 運営開始時期:平成26年4月
- 開催頻度:月〜金曜
- 開催場所:単独の常設施設で、空き民家を買い取って改装した。
活動内容
高次脳機能障害者やひきこもりの若者をはじめ、心や体に障害があるため、社会生活が困難な人たちへの支援を行なっている。生きづらさを抱える人たちの活動拠点として、ともに歩む家として、集う場づくりに取り組んでいる。
現在は、空き民家の1階を「地域活動支援センター・すずらん」に、2階をひきこもりの居場所カフェ「歩歩」にして、新たな活動を開始している。
居場所活動としては、スポーツ・散歩・パソコン講座・料理・相談・描画・映画鑑賞・ゲーム・カラオケ・食事会・読書・合宿など多岐に及ぶ。
就労体験としては、カフェ以外に、農作業や洗車、ドライバーや着ぐるみアクターなど、地域から募集し、依頼された仕事をすることもある。
特徴
兵庫県宍粟市という姫路から北にある山麓の市に「ひまわりの家」がある。豊富な福祉メニューがあって、各々が好きなように取ることが出来る。対象者を「ひきこもり」に限定してないため、痴呆性デイのお年寄り達や近所の子連れの母親たち、車でカフェにお昼を食べに来た男性など様々な方が集っていた。
地域に開かれた場所とは、地域の方々が当たり前に集えること。集う人にとって居心地が良いので、多様な人が集まっている。
設立の経緯としては、高次脳機能の方々の集いの場から始まり、そこに集う方々のニーズに即して、事業を展開し今に至っている。主催者が来所者を選定して先回りしてサービスを提供するのではない。あくまでも集う方々の必要に応じて、必要なものを提供し続けていって、その一つとして居場所があるのだ。
こう記すのは簡単だが、必要に応じて必要なものを提供し続けるという実践活動は中々できるものではない。実践し続けていけるのは、思いを共有できる方々もひまわりの家に集い、それぞれの智恵を持ち寄ってきたから。そして「ひまわりの家」が必要とされているからこそ、そのニーズに謙虚に応えてき続けた結果なのだと思う。
居場所「歩歩(ぽぽ)」はまだ始まったばかり。参加者間でアンケートを皆で発表しながら用紙に記載していくワークを行った。積極的に参加される方が多くて、不安の強い方にはスタッフが寄り添いながら場を共有している。ワークで様々な話が出るのも、「ひまわりの家」が培ってきた安心感が根底にあるからだと思う。
居場所の在り方やピアサポーター活動について、視察者に質疑応答をする時間もあって、「皆で居場所をつくっていく」という暖かな雰囲気を感じることとなった。「必要に即して応えていく」といういわゆるニーズ発見・提供が「ひまわりの家」の実践活動だ。
contents 当事者・経験者の声に触れよう
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ヒャダインさんからのメッセージ
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佐々木一医師からのメッセージ
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海谷一郎さんからあなたへ
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ボイスTV⑥【仲間とつながる】ゲスト:宮本亞門/宮武将大(一般社団法人hito.toco 代表理事)
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ボイスTV⑤【親の気持ち 子の気持ち】ゲスト:宮本亞門/池上正樹(KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事)
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ボイスTV④【お金と仕事のこと】ゲスト:JOY/石井志昂(不登校新聞代表)
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ボイスTV③【ゲームとかネットとか】ゲスト:JOY/新里渉(元ひきこもりプロゲーマー)
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ボイスTV② 【ココロと健康】ゲスト:山田ルイ53世/大橋伸和(ひきこもりピアサポーター)
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ボイスTV①【世間の目がツライ!】ゲスト:山田ルイ53世/林恭子(ひきこもりUX会議代表)
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ひきこもってた時、つらかったことは?きっかけは?
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イジメから不登校・ひきこもりへ。20歳で居場所につながり仲間との起業を目指す
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同じ境遇の仲間がいる、ひとりじゃないって思えたことで救われた
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生きている意味がないとひきこもり状態に。曲づくりを通じて見えてきたものは?
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ひきこもり×農業によって、生きづらかった自分が変わっていく
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10.22ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin TOKYO ダイジェストムービー
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夏井いつきさんが審査する、おウチde俳句大賞「ひきこもごも部門」
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ひきこもり経験者、ピアサポーターとして今伝えたいこと
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経験者として居場所づくりを展開。今、必要な支援とは?
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22年間ひきこもった息子との暮らしから、わかったこと
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もっとオンラインでの仕事が増えたらいいのに。プログラマー講師として伝えたい事
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30年間のひきこもり生活って?回復するきっかけは?
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大変な東京での仕事。ある日突然、心の病、そしてひきこもりに。
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家族会の代表・田口ゆりえさん×KHJ池上正樹さん
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臨床心理士東畑開人さんからひきこもり当事者の皆さんへ
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松山ケンイチさんと荻上直子さんからあなたへ
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笑いのたねプロジェクト代表後藤誠子さんにお話を伺いました。
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安芸福祉保健所の公文一也さんにお話を伺いました。
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元ひきこもりの自称「惨敗王」の シンガーソングライター哲生さんにお話を伺いました。
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東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート1)
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東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート2)
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ひきこもりUX会議代表林恭子さん、女性当事者インタビュー
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株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役の佐藤啓さんインタビュー
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ワーカーズコープ連合会 東葛地域福祉事業所 岩佐哲也インタビュー
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構成担当が、ひきこもりオンライン当事者会に参加してみた。
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高知ひきこもりピアサポートセンター、ピアサポーター下田つきゆびさんインタビュー
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ひきこもり当事者の家族会に参加されているご家族の方にお話を伺いました。