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- 大阪府「リレーションハウス」
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大阪府
「リレーションハウス」(豊中リレーションハウスプロジェクト)
※2019年時点での活動情報です。最新の活動状況は各居場所にご確認ください。
基本情報
- 居場所名:リレーションハウス
- 主催団体:豊中リレーションハウスプロジェクト(協力:一般財団法人豊中市住宅協会)
※子ども・若者問題に取り組む、複数のNPO団体による共同運営。 - 参加要件:参加したい人であれば誰でも可能
※参加団体、イベントごとに参加要件は異なる。それぞれの団体で利用可能な時間を分けている。 - 開始時期:2017年5月
- 開催頻度:週2回。毎週金曜と、必要に応じて随時(月に3,4日程度)
- 利用者数:平均10人
活動内容
「居場所」は空き家を活用。元々二軒長屋だった物件をリフォームした。間の壁をぶち抜き、大きく4部屋に分かれる。1団体では家賃負担が高額で維持できないところ、異なるニーズを持つ複数団体が連携することでそれを克服して現在に至る。
↑もとは2軒がつながっている家屋であったため、内部は階段が二つ併設されている。
複数の市民団体と共同で借りている家屋のため、使用できる曜日が決まっている。さまざまなひきこもり関連のイベントの開催場所として活用しているほか、それらに参加するため遠方からやってくるひきこもり当事者のために、1泊2,000円で宿泊ができるようにしている。
ある日は「だらだら音楽集会」(会場:青年の家いぶき3階 プラネタリウム跡地)の後に、参加者が食べ物を持ち寄ってリレーションハウスで団欒し、希望者は宿泊。またある日は「ウィークタイの当事者研究」「みんなのダイアローグ・カフェ」の会場になった。
一軒を借り切っているため、イベント時はアットホームな雰囲気で開催できる。台所があるので、参加者同士で料理をするなど、公共施設では難しい形態の交流もできる。
リレーションハウスは、大阪伊丹空港へ発着する空路のほぼ真下に当たるため、かつては飛行機の騒音がひどかった。窓を閉め切って生活できるように、市の補助金によって各部屋にエアコンと空気清浄機がつけられている。その後、伊丹空港への発着便数の減少や航空機技術の進歩で、昨今は騒音の問題はない。
特徴
一軒家のため、イベント会場の安定確保ができ、イベント前後の食事や、遠方から「ウィークタイ」のイベントに参加する人の宿泊の場所にもなっている。宿泊ができるのは全国的にもめずらしい。
また、公共施設や貸室ではないため、掃除から設備の維持まで皆で分担して管理している場所であることを説明して利用してもらっている。トイレは男女共用で壁が薄く、音姫の様な装置もない。主に女性参加者がいる時にはトイレ前にスピーカーを設置して音楽を流している事が多い。
自主管理に任されているので、利用者は他人の目を気にすることなく、自宅のようにくつろげる、という点が強み。最寄り駅からも徒歩圏内で、近所にはコンビニや銭湯がある。遠方からやってくるひきこもり当事者たちにとっては、ネットカフェと同じくらいの値段でベッドで寝られて宿泊ができると好評。ただし、築年数が古く、内部の造りは老朽化している箇所があるため、リフォームが課題である。
contents 当事者・経験者の声に触れよう
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ヒャダインさんからのメッセージ
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佐々木一医師からのメッセージ
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海谷一郎さんからあなたへ
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ボイスTV⑥【仲間とつながる】ゲスト:宮本亞門/宮武将大(一般社団法人hito.toco 代表理事)
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ボイスTV⑤【親の気持ち 子の気持ち】ゲスト:宮本亞門/池上正樹(KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事)
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ボイスTV④【お金と仕事のこと】ゲスト:JOY/石井志昂(不登校新聞代表)
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ボイスTV③【ゲームとかネットとか】ゲスト:JOY/新里渉(元ひきこもりプロゲーマー)
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ボイスTV② 【ココロと健康】ゲスト:山田ルイ53世/大橋伸和(ひきこもりピアサポーター)
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ボイスTV①【世間の目がツライ!】ゲスト:山田ルイ53世/林恭子(ひきこもりUX会議代表)
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ひきこもってた時、つらかったことは?きっかけは?
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イジメから不登校・ひきこもりへ。20歳で居場所につながり仲間との起業を目指す
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同じ境遇の仲間がいる、ひとりじゃないって思えたことで救われた
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生きている意味がないとひきこもり状態に。曲づくりを通じて見えてきたものは?
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ひきこもり×農業によって、生きづらかった自分が変わっていく
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10.22ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin TOKYO ダイジェストムービー
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夏井いつきさんが審査する、おウチde俳句大賞「ひきこもごも部門」
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ひきこもり経験者、ピアサポーターとして今伝えたいこと
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経験者として居場所づくりを展開。今、必要な支援とは?
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22年間ひきこもった息子との暮らしから、わかったこと
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もっとオンラインでの仕事が増えたらいいのに。プログラマー講師として伝えたい事
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30年間のひきこもり生活って?回復するきっかけは?
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大変な東京での仕事。ある日突然、心の病、そしてひきこもりに。
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家族会の代表・田口ゆりえさん×KHJ池上正樹さん
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臨床心理士東畑開人さんからひきこもり当事者の皆さんへ
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松山ケンイチさんと荻上直子さんからあなたへ
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笑いのたねプロジェクト代表後藤誠子さんにお話を伺いました。
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安芸福祉保健所の公文一也さんにお話を伺いました。
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元ひきこもりの自称「惨敗王」の シンガーソングライター哲生さんにお話を伺いました。
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東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート1)
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東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート2)
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ひきこもりUX会議代表林恭子さん、女性当事者インタビュー
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株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役の佐藤啓さんインタビュー
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ワーカーズコープ連合会 東葛地域福祉事業所 岩佐哲也インタビュー
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構成担当が、ひきこもりオンライン当事者会に参加してみた。
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高知ひきこもりピアサポートセンター、ピアサポーター下田つきゆびさんインタビュー
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ひきこもり当事者の家族会に参加されているご家族の方にお話を伺いました。