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居場所づくりの実践事例集
ひきこもりVOICE STATION地域共生を目指すひきこもりの居場所づくり

愛知県

「低空飛行net」(低空飛行net)

※2019年時点での活動情報です。最新の活動状況は各居場所にご確認ください。

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基本情報

  • 居場所名:低空飛行net
  • 主催団体名:低空飛行net
  • 世話人氏名:山田
  • 参加要件:ひきこもり当事者、経験者のみ(概ね18歳以上65歳未満)
  • 開始時期:2011年2月
  • 開催頻度:月1~2回(当事者会)
  • 参加者数:1回平均15名
  • 開催場所:名古屋駅付近のレンタルスペースや地域活動支援センターなど

活動内容

ひきこもり、うつの経験がある主催者が、同じような当事者と話をするために、また踏み込んだ話をするために居場所をセッティングする必要があると思い、立ち上げた。

会場は名古屋駅近くのレンタルスペースや地域活動支援センターなど。「メンタル系自助グループ」として、精神医療ユーザーやひきこもりの方、対人関係が苦手で孤立気味な方、その周辺に関わる方たちが集まり、静かに対話をしている。話すのが苦手でも、ただその場にいるだけという参加の仕方も歓迎で、開催時間中は常時入退室可能。対話では、皆が同じテーブルを囲んで話す。スナックやドリンクは主催者側が用意するが、参加者も持ち寄っている。

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運営において心掛けていることは、黙って座っているだけでも良いという基本を守るとともに、内輪の集まりにならないように初参加の人を中心にする。対話中に一度は話しをふることを心がけているが、話すことを促しすぎないように、質問責めにならないように、また流れで話しすぎないように調整している。ほかにも、ブログなどで参加しやすいような雰囲気を伝えるとともに、参加できなかった人にも継続的にお知らせを送るが、プレッシャーにならないように間をあけて連絡するなどバランスを考えている。

グループのルールとしては、対話中に体験を語り合う時には「言いっぱなし、聴きっぱなし」を原則にして、他の参加者への批判、説教、説得、議論を持ちかけることはできる限り避けるようにしている。他の参加者が話をしている時には、途中で遮ったり自分の話で割り込むことを控えてもらい、できる限り話し終えるまで傾聴するように心がけている。

問題の解決や、病気を治療する事が目的の集まりではないので、他の人の話に踏み込みすぎないように、話しすぎて後悔する事のないように気をつけている。政治的・宗教的主張や、オカルト、スピリチュアルなどの話題は避ける。政治、宗教、ビジネスの勧誘や、参加者間での金品の貸し借りは禁止している。

知り合って間もない参加者に連絡先を聞いたり、教えないようにすることを基本とし、また本会で話された個人情報は他言しないよう注意を促している。もし参加者同士の関係で困ることがあった場合は、気軽に主催に相談できるようにしている。

利用者からは「居心地よく静かな場所でとてもよかった」「同じような悩みをかかえる人と交流ができて、自分一人ではないとわかり安心した」「何もしない、何もさせられないのが良くて、ここに出てこられた」などの声もあがっている。

contents 当事者・経験者の声に触れよう

  • 佐々木一医師からのメッセージ

    佐々木一医師からのメッセージ

  • ひきこもり広報・海谷一郎さん

    海谷一郎さんからあなたへ

  • ボイスTV⑥【仲間とつながる】ゲスト:宮本亞門/宮武将大(一般社団法人hito.toco 代表理事)

  • ボイスTV⑤【親の気持ち 子の気持ち】ゲスト:宮本亞門/池上正樹(KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事)

  • ボイスTV④【お金と仕事のこと】ゲスト:JOY/石井志昂(不登校新聞代表)

  • ボイスTV③【ゲームとかネットとか】ゲスト:JOY/新里渉(元ひきこもりプロゲーマー)

  • ボイスTV② 【ココロと健康】ゲスト:山田ルイ53世/大橋伸和(ひきこもりピアサポーター)

  • ボイスTV①【世間の目がツライ!】ゲスト:山田ルイ53世/林恭子(ひきこもりUX会議代表)

  • ひきこもってた時、つらかったことは?きっかけは?

  • イジメから不登校・ひきこもりへ。20歳で居場所につながり仲間との起業を目指す

  • 同じ境遇の仲間がいる、ひとりじゃないって思えたことで救われた

  • 生きている意味がないとひきこもり状態に。曲づくりを通じて見えてきたものは?

  • ひきこもり×農業によって、生きづらかった自分が変わっていく

  • 10.22ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin TOKYO ダイジェストムービー

  • 夏井いつきさんが審査する、おウチde俳句大賞「ひきこもごも部門」、俳句募集中

  • ひきこもり経験者、ピアサポーターとして今伝えたいこと

  • 経験者として居場所づくりを展開。今、必要な支援とは?

  • 22年間ひきこもった息子との暮らしから、わかったこと

  • もっとオンラインでの仕事が増えたらいいのに。プログラマー講師として伝えたい事

  • 30年間のひきこもり生活って?回復するきっかけは?

  • 大変な東京での仕事。ある日突然、心の病、そしてひきこもりに。

  • 田口ゆりえさん×池上正樹さん

    家族会の代表・田口ゆりえさん×KHJ池上正樹さん

  • 東畑開人さん

    臨床心理士東畑開人さんからひきこもり当事者の皆さんへ

  • 松山ケンイチさんと荻上直子さん

    松山ケンイチさんと荻上直子さんからあなたへ

  • 笑いのたねプロジェクト代表後藤誠子さんにお話を伺いました。

  • 安芸福祉保健所の公文一也さんにお話を伺いました。

  • 元ひきこもりの自称「惨敗王」の シンガーソングライター哲生さんにお話を伺いました。

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート1)

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート2)

  • ひきこもりUX会議代表林恭子さん、女性当事者インタビュー

  • 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役の佐藤啓さんインタビュー

  • ワーカーズコープ連合会 東葛地域福祉事業所 岩佐哲也インタビュー

  • 構成担当が、ひきこもりオンライン当事者会に参加してみた。

  • 高知ひきこもりピアサポートセンター、ピアサポーター下田つきゆびさんインタビュー

  • ひきこもり当事者の家族会に参加されているご家族の方にお話を伺いました。

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