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居場所づくりの実践事例集
ひきこもりVOICE STATION地域共生を目指すひきこもりの居場所づくり

兵庫県

「ピアスペース西明石」(NPO法人 居場所)

※2019年時点での活動情報です。最新の活動状況は各居場所にご確認ください。

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基本情報

  • 居場所名:ピアスペース西明石
  • 主催団体名:NPO法人 居場所
  • スタッフ:有償スタッフ4名(精神保健福祉士、介護福祉士)ピアサポーター数名
  • 参加者数:平均1~10数名(男性5割、女性5割)、30代、40代が多いが、20代から60代まで幅広くいる。女性の参加者には、女性のスタッフを配置して対応している。
  • 参加要件:概ね20歳以上。参加したい人であれば、どなたでも可能。
  • 運営開始時期:平成31年4月
  • 開催頻度:月曜~金曜日 9:00~17:00
  • 開催場所:ビルなどの賃貸による常設施設

活動内容

ピアスペース西明石は、地活とB型(簡単な作業)の空間を隔てることなく一体運営しているため、利用者は、ソファでくつろいだり、プログラムや作業に参加したりと自由に過ごすことができる。通所が難しい人に対する訪問や電話相談、家族支援にも力を入れている。

活動内容は、電話や電子メールの相談だけでなく、訪問での相談を受けていて、ボランティアなどの社会参加を促進している。就労中の支援から、日常生活習慣などの生活支援他団体との連携など地域とのネットワークや、家族会などの家族支援交流会を行っている。

午前中は、内職などの軽作業を行い、午後に茶話会、手芸、哲学カフェ、元気回復行動プラン、ピアサポーターの例会、料理などのプログラムを実施している。作業に参加した場合は、工賃を受け取ることができる。

プログラムへの参加は自由であり、部外者の参加を認めているものも一部ある。特に、哲学カフェは、ひきこもり状態にあった人にとって意義あるプログラムと考え、力を入れている。誕生日会、カラオケ、季節行事や居場所外でのイベントも年間を通して積極的に行っている。行事やプログラムの企画には、参加者の提案や意見を取り入れている。

特徴

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JR西明石駅から近いことから、地元の人が多い。ネットで自分で調べて来る人や行政の相談窓口、地元の精神障害者の家族会とひきこもりの家族会の両方と連携している家族会から紹介されてくる人がいる。

運営上大切にしていることは、ひきこもりやひとりで悩んでいる方、社会的入院をしている方がスタッフやメンバー(利用者)、ピアサポーターとの関りを通じて個別に心身や生活、悩みなどの支援を受けることができるよう運営している。

居場所とは、ひとりひとりが一緒につながり、わかちあい、わかりあえ、信じられ、個々が大切にされる場所であると考えている。

ありのままの自分が認められ受け入れられること、気兼ねなく過ごせること、やりたいことができること、一人の時間や哲学的な思索が容認されること、知りたい情報があふれていること、気の合う仲間に出会えること、話をしたり表現したりできる場である。

男女比は1:1で、40歳代が多いが、20~60歳代まで幅広く参加している。
就労継続支援B型と地域活動支援センターが、壁で隔たれておらず、ひとつの大きな空間となっている。利用者は、ソファでくつろぎながら、作業やプログラムの様子を見て過ごすことができる。その時の雰囲気や体調に合わせて参加することができるよう配慮されている。個別相談のための個室が2部屋ある。

医療機関の受診に先立って居場所を利用することができる。家族やケアラー(きょうだいやパートナー)も含めた支援を行っており、通所が難しい人に対する訪問や電話相談、家族支援にも力を入れている。精神保健福祉士や介護福祉士の資格をもったスタッフがいる。

同じような生きづらさを経験した人に対するピアサポートができるよう、法人内で毎年ピアサポーター養成講座を実施し、ひきこもりについても取り上げている。講座修了生は、定期的に例会を開催したり、地域の啓蒙活動等に携わったりしている。地域のひきこもり親の会と精神障害者家族会の両方と連携している。地元自治体との連携も強い。また、医療福祉系の教育機関からの実習生受け入れにも積極的である。

言いっぱなし聞きっぱなしであること、雑談フリートーク、中傷や陰口などが起こらないようにしている。外部からの安心安全を確保することと、参加者が発言を躊躇しない雰囲気づくりを重要視している。

contents 当事者・経験者の声に触れよう

  • 全国キャラバン ㏌ 鹿児島「今わたしにできること〜色んなこころの居場所を考える」

  • 全国キャラバン ㏌ 山口「今わたしにできること〜安心できる第三者の力」

  • 全国キャラバン ㏌ 山形「今わたしにできること〜地域づくりの視点から」

  • 全国キャラバン ㏌ 栃木「今わたしにできること~ひきこもり当事者の家族に対して」

  • 全国キャラバン in 滋賀「今わたしにできること〜多様な立場からの関わり方」

  • ヒャダインさんからのメッセージ

    ヒャダインさんからのメッセージ

  • 佐々木一医師からのメッセージ

    佐々木一医師からのメッセージ

  • ひきこもり広報・海谷一郎さん

    海谷一郎さんからあなたへ

  • ボイスTV⑥【仲間とつながる】ゲスト:宮本亞門/宮武将大(一般社団法人hito.toco 代表理事)

  • ボイスTV⑤【親の気持ち 子の気持ち】ゲスト:宮本亞門/池上正樹(KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事)

  • ボイスTV④【お金と仕事のこと】ゲスト:JOY/石井志昂(不登校新聞代表)

  • ボイスTV③【ゲームとかネットとか】ゲスト:JOY/新里渉(元ひきこもりプロゲーマー)

  • ボイスTV② 【ココロと健康】ゲスト:山田ルイ53世/大橋伸和(ひきこもりピアサポーター)

  • ボイスTV①【世間の目がツライ!】ゲスト:山田ルイ53世/林恭子(ひきこもりUX会議代表)

  • ひきこもってた時、つらかったことは?きっかけは?

  • イジメから不登校・ひきこもりへ。20歳で居場所につながり仲間との起業を目指す

  • 同じ境遇の仲間がいる、ひとりじゃないって思えたことで救われた

  • 生きている意味がないとひきこもり状態に。曲づくりを通じて見えてきたものは?

  • ひきこもり×農業によって、生きづらかった自分が変わっていく

  • もっとオンラインでの仕事が増えたらいいのに。プログラマー講師として伝えたい事

  • 30年間のひきこもり生活って?回復するきっかけは?

  • 大変な東京での仕事。ある日突然、心の病、そしてひきこもりに。

  • 10.22ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin TOKYO ダイジェストムービー

  • 夏井いつきさんが審査する、おウチde俳句大賞「ひきこもごも部門」

  • ひきこもり経験者、ピアサポーターとして今伝えたいこと

  • 経験者として居場所づくりを展開。今、必要な支援とは?

  • 22年間ひきこもった息子との暮らしから、わかったこと

  • 田口ゆりえさん×池上正樹さん

    家族会の代表・田口ゆりえさん×KHJ池上正樹さん

  • 東畑開人さん

    臨床心理士東畑開人さんからひきこもり当事者の皆さんへ

  • 松山ケンイチさんと荻上直子さん

    松山ケンイチさんと荻上直子さんからあなたへ

  • 笑いのたねプロジェクト代表後藤誠子さんにお話を伺いました。

  • 安芸福祉保健所の公文一也さんにお話を伺いました。

  • 元ひきこもりの自称「惨敗王」の シンガーソングライター哲生さんにお話を伺いました。

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート1)

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート2)

  • ひきこもりUX会議代表林恭子さん、女性当事者インタビュー

  • 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役の佐藤啓さんインタビュー

  • ワーカーズコープ連合会 東葛地域福祉事業所 岩佐哲也インタビュー

  • 構成担当が、ひきこもりオンライン当事者会に参加してみた。

  • 高知ひきこもりピアサポートセンター、ピアサポーター下田つきゆびさんインタビュー

  • ひきこもり当事者の家族会に参加されているご家族の方にお話を伺いました。

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