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居場所づくりの実践事例集
ひきこもりVOICE STATION地域共生を目指すひきこもりの居場所づくり

神奈川県

「つながるcafé」(特定非営利法人 つながる会)

※2019年時点での活動情報です。最新の活動状況は各居場所にご確認ください。

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基本情報

  • 居場所名:地域活動支援センター つながるcafé
  • 主催団体名:特定非営利法人 つながる会
  • 世話人氏名:高橋葉子 浜田房子
  • 参加要件:ひきこもり・うつ・精神障害などの生きづらさを抱えている方。横浜市内在住。精神科、または心療内科に通院している人のみ。
  • 運営開始時期:2011年3月
  • 平均利用者数:10人(定員20名)
  • 開催場所:賃貸による常設施設
  • 開催時間:原則月曜~金曜 9:00~17:00
  • 参加費:無料(茶菓代、保険料などの実費は自己負担)

活動内容

ひきこもりの方、うつの方が集う場の必要を感じて、より多くの日に通うことのできる場を作りたいと考え、地域活動支援センターを開設。

月曜から金曜まで、午前、午後でプログラムが組まれており、「つながる語らい場(オープンな語らい場)」などを実施している。室内は、広い奥行のあるゆったりした空間。10名ほどの参加者が、それぞれ好きな席についてお茶を飲みながらゆるやかに始まる。スタッフがファシリテーターとなり、最初のチェックインでは「呼ばれたい名前」と「自分がエネルギーチャージできるバッテリーのようなものって何?」などについて一言ずつ話す。もちろん聞いているだけでもOK。話したくない時はパスできる。

笑いも出て、場もあたたまったところで、この日のテーマ「私にとっての居場所って?」の語らいがスタート。「居場所」の言葉の持つ意味も、参加者ひとりひとり違う。「つながるcafé」がどんなところなのか「ひとりひとりみんな違っていていい。今ここで感じていることを自由につぶやいてみてください」との語りかけから、安心安全な雰囲気とともに、準備のできた参加者から、自分のペースでゆったりとした語りが行われる。

その場にいるひとりひとりから、今自分が感じている「心の本音」が自然と言葉になって出てきている。「他の人の語りが自分のヒントになる、自分の語りが誰かのヒントになる」という言葉どおり、誰かの語りが誰かの気づきとなり、響き合いながら。進んでいく。参加者もスタッフも垣根がなく感じたまま話す。自分にとっての居場所というテーマから、思い思いの自由なつぶやきが発せられる。

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特徴

年齢層の傾向は20歳以上60歳未満(30代~40代が多い)。希望者には、登録までに、つながるcaféを実際に何度か(5回程度まで)体験してもらっていて、この場が、自分を大切にし、他者を大切にする場であることを理解してもらっている。「ふりかえりノート」を置き、自分が感じたことや、モヤモヤした気持ちは、caféに置いておける工夫がある。

つながる会は「みんなが当事者」の会。つながることを通して、人を好きになり、自分を好きになり、今を好きになり「楽に生きていい」と思えるような「場」づくりをめざしている。自分の家、部屋以外にいつ来てもいい安心安全な場所があること。人と出会い、他者とかかわり、自分を知り、少しずつ経験やチャレンジを増やしていけること。仕事や学校での評価軸に傷ついてきたことに気づき、いろんな人とのかかわりの中で、安心と新たな自己信頼を見出していく場であることなどである。

その人の個別性を大切にしていて、ひとりひとりは違う、違っていていいからこそ、自分のペースを大切にしていいし、また相手のペースや状態、互いの違いも大切にしていきましょうという姿勢を参加者もスタッフも持っている。

contents 当事者・経験者の声に触れよう

  • 全国キャラバン ㏌ 鹿児島「今わたしにできること〜色んなこころの居場所を考える」

  • 全国キャラバン ㏌ 山口「今わたしにできること〜安心できる第三者の力」

  • 全国キャラバン ㏌ 山形「今わたしにできること〜地域づくりの視点から」

  • 全国キャラバン ㏌ 栃木「今わたしにできること~ひきこもり当事者の家族に対して」

  • 全国キャラバン in 滋賀「今わたしにできること〜多様な立場からの関わり方」

  • ヒャダインさんからのメッセージ

    ヒャダインさんからのメッセージ

  • 佐々木一医師からのメッセージ

    佐々木一医師からのメッセージ

  • ひきこもり広報・海谷一郎さん

    海谷一郎さんからあなたへ

  • ボイスTV⑥【仲間とつながる】ゲスト:宮本亞門/宮武将大(一般社団法人hito.toco 代表理事)

  • ボイスTV⑤【親の気持ち 子の気持ち】ゲスト:宮本亞門/池上正樹(KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事)

  • ボイスTV④【お金と仕事のこと】ゲスト:JOY/石井志昂(不登校新聞代表)

  • ボイスTV③【ゲームとかネットとか】ゲスト:JOY/新里渉(元ひきこもりプロゲーマー)

  • ボイスTV② 【ココロと健康】ゲスト:山田ルイ53世/大橋伸和(ひきこもりピアサポーター)

  • ボイスTV①【世間の目がツライ!】ゲスト:山田ルイ53世/林恭子(ひきこもりUX会議代表)

  • ひきこもってた時、つらかったことは?きっかけは?

  • イジメから不登校・ひきこもりへ。20歳で居場所につながり仲間との起業を目指す

  • 同じ境遇の仲間がいる、ひとりじゃないって思えたことで救われた

  • 生きている意味がないとひきこもり状態に。曲づくりを通じて見えてきたものは?

  • ひきこもり×農業によって、生きづらかった自分が変わっていく

  • もっとオンラインでの仕事が増えたらいいのに。プログラマー講師として伝えたい事

  • 30年間のひきこもり生活って?回復するきっかけは?

  • 大変な東京での仕事。ある日突然、心の病、そしてひきこもりに。

  • 10.22ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin TOKYO ダイジェストムービー

  • 夏井いつきさんが審査する、おウチde俳句大賞「ひきこもごも部門」

  • ひきこもり経験者、ピアサポーターとして今伝えたいこと

  • 経験者として居場所づくりを展開。今、必要な支援とは?

  • 22年間ひきこもった息子との暮らしから、わかったこと

  • 田口ゆりえさん×池上正樹さん

    家族会の代表・田口ゆりえさん×KHJ池上正樹さん

  • 東畑開人さん

    臨床心理士東畑開人さんからひきこもり当事者の皆さんへ

  • 松山ケンイチさんと荻上直子さん

    松山ケンイチさんと荻上直子さんからあなたへ

  • 笑いのたねプロジェクト代表後藤誠子さんにお話を伺いました。

  • 安芸福祉保健所の公文一也さんにお話を伺いました。

  • 元ひきこもりの自称「惨敗王」の シンガーソングライター哲生さんにお話を伺いました。

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート1)

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート2)

  • ひきこもりUX会議代表林恭子さん、女性当事者インタビュー

  • 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役の佐藤啓さんインタビュー

  • ワーカーズコープ連合会 東葛地域福祉事業所 岩佐哲也インタビュー

  • 構成担当が、ひきこもりオンライン当事者会に参加してみた。

  • 高知ひきこもりピアサポートセンター、ピアサポーター下田つきゆびさんインタビュー

  • ひきこもり当事者の家族会に参加されているご家族の方にお話を伺いました。

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