厚生労働省
知る、考える。みんなが生きやすい社会へ。

MENU

文字サイズ

標準
特大
居場所づくりの実践事例集
ひきこもりVOICE STATION地域共生を目指すひきこもりの居場所づくり

新潟県

「西堀 六番館の会」(KHJにいがた秋桜の会)

※2019年時点での活動情報です。最新の活動状況は各居場所にご確認ください。

画像

基本情報

  • 居場所名:西堀 六番館の会
  • 主催団体名:KHJにいがた秋桜の会
  • 世話人:三膳美代子(「KHJひきこもりピアサポーター」である無償スタッフ1名で開催)
  • 参加者数:平均利用者数7名(過去の開催時から、延べ110名参加)※60~70代が中心で3~7年ほど継続して居場所に来ている方が多い
  • 参加要件:当事者・経験者と家族で、「KHJにいがた秋桜の会」会員であること ※年齢制限なし。女性のみとは表示していないが、女性(母親)のみが参加している。過去に一度だけ男性の参加が見られた。
  • 運営開始時期:平成25年4月
  • 開催頻度:月2回開催
  • 開催場所:公共施設などによる非常設賃借施設

活動内容

家族が集い分かち合うことで支え合う家族支援を実施。その内容は、相談、食事、時には飲み会、年に1~2回の旅行などである。お菓子や漬物などを持ち寄って、お茶を飲みながら語り合っている。

世話人は1人であり、飲み物やお菓子を準備して参加者を迎え入れている。会場は20帖ほどの広さの講義室で、長机を2つ合わせてテーブルにしていた。とある日、パラパラと5人が集まってきた。世話人が準備したお菓子と参加者が近隣の店で購入したお菓子で、テーブルの上は華やかであった。家族会に長年参加している人もいれば、居場所のみに参加数回目の人もおり、ひきこもりについての認識や、子どもの気持ちの理解の程度もさまざまであった。叱咤激励しても、子どもが思うように動いてくれないジレンマで苦しむ母親が語り続けた。黙って聞いて、共感できるところは具体的な言葉で対応していた。ほかのメンバーも笑顔でうなずきながら聞いていた。

特徴

会場は古町にあり、新潟市の中心街に位置している。かつては新潟市内で最も栄えたところで、昼は買い物客、夜は飲食店でにぎわった街並みの一角にある。向かいにデパートがあり、以前ほどではないが人が行き来する場所である。新潟駅から直結するバスが頻繁に往来しており、会場発行の証明書で市営駐車場も無料で使用できる。

年に2~3回ほど、参加者と食事会、旅行等を行って、親同士の親睦を計っている。
運営上大切にしている理念として、批判・非難がされないよう言いっぱなし聞きっぱなしであること、同じ立場ということで同じ目線で話を聞くこと、居場所とは「本音で話せる場所」であることをあげている。

参加者への配慮として、質問をしないとしている。話の内容を深く知ろうとして、ついどうしてと聞きたくなるが、もし話し手が言いたければ自然と話すだろうから、黙って聞くという姿勢を保っている。

今後は、当事者の人生設計のための居場所づくりや、当事者の精神保健(メンタルヘルス)のための居場所づくりを目指していきたいとしている。

contents 当事者・経験者の声に触れよう

  • 佐々木一医師からのメッセージ

    佐々木一医師からのメッセージ

  • ひきこもり広報・海谷一郎さん

    海谷一郎さんからあなたへ

  • ボイスTV⑥【仲間とつながる】ゲスト:宮本亞門/宮武将大(一般社団法人hito.toco 代表理事)

  • ボイスTV⑤【親の気持ち 子の気持ち】ゲスト:宮本亞門/池上正樹(KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事)

  • ボイスTV④【お金と仕事のこと】ゲスト:JOY/石井志昂(不登校新聞代表)

  • ボイスTV③【ゲームとかネットとか】ゲスト:JOY/新里渉(元ひきこもりプロゲーマー)

  • ボイスTV② 【ココロと健康】ゲスト:山田ルイ53世/大橋伸和(ひきこもりピアサポーター)

  • ボイスTV①【世間の目がツライ!】ゲスト:山田ルイ53世/林恭子(ひきこもりUX会議代表)

  • ひきこもってた時、つらかったことは?きっかけは?

  • イジメから不登校・ひきこもりへ。20歳で居場所につながり仲間との起業を目指す

  • 同じ境遇の仲間がいる、ひとりじゃないって思えたことで救われた

  • 生きている意味がないとひきこもり状態に。曲づくりを通じて見えてきたものは?

  • ひきこもり×農業によって、生きづらかった自分が変わっていく

  • 10.22ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin TOKYO ダイジェストムービー

  • 夏井いつきさんが審査する、おウチde俳句大賞「ひきこもごも部門」、俳句募集中

  • ひきこもり経験者、ピアサポーターとして今伝えたいこと

  • 経験者として居場所づくりを展開。今、必要な支援とは?

  • 22年間ひきこもった息子との暮らしから、わかったこと

  • もっとオンラインでの仕事が増えたらいいのに。プログラマー講師として伝えたい事

  • 30年間のひきこもり生活って?回復するきっかけは?

  • 大変な東京での仕事。ある日突然、心の病、そしてひきこもりに。

  • 田口ゆりえさん×池上正樹さん

    家族会の代表・田口ゆりえさん×KHJ池上正樹さん

  • 東畑開人さん

    臨床心理士東畑開人さんからひきこもり当事者の皆さんへ

  • 松山ケンイチさんと荻上直子さん

    松山ケンイチさんと荻上直子さんからあなたへ

  • 笑いのたねプロジェクト代表後藤誠子さんにお話を伺いました。

  • 安芸福祉保健所の公文一也さんにお話を伺いました。

  • 元ひきこもりの自称「惨敗王」の シンガーソングライター哲生さんにお話を伺いました。

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート1)

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート2)

  • ひきこもりUX会議代表林恭子さん、女性当事者インタビュー

  • 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役の佐藤啓さんインタビュー

  • ワーカーズコープ連合会 東葛地域福祉事業所 岩佐哲也インタビュー

  • 構成担当が、ひきこもりオンライン当事者会に参加してみた。

  • 高知ひきこもりピアサポートセンター、ピアサポーター下田つきゆびさんインタビュー

  • ひきこもり当事者の家族会に参加されているご家族の方にお話を伺いました。

ページトップへ戻る