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居場所づくりの実践事例集
ひきこもりVOICE STATION地域共生を目指すひきこもりの居場所づくり

東京都

「コミュニティカフェ葵鳥」(NPO法人 楽の会リーラ)

※2019年時点での活動情報です。最新の活動状況は各居場所にご確認ください。

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基本情報

  • 居場所:コミュニティカフェ葵鳥
  • 主催団体名:NPO法人 楽の会リーラ
  • 世話人:有償スタッフ6名 ボランティア10名(500円程度のボランティア謝金あり)
  • 参加者数:1回の参加人数はおよそ5~15名
  • 参加要件:年齢制限をしていない、参加したい人であればどなたでも可能
    ※一杯 250円の飲み物を頼むことで居場所利用ができる。
    ※コミュニティカフェであるので、地域住民をはじめ誰でも参加可能。
    実際はひきこもり関係者がほとんど
  • 運営開始時期:平成25年10月
  • 開催頻度:水・金・日が基本だが、木曜の夜も開催
  • 開催場所:ビルなどの賃貸による常設施設(楽の会リーラの事務所の一角)

活動内容

ひきこもり本人(家族含む)のみならず、広く地域の皆様に解放された交流の場所を提供する。従来の居場所の場合、利用にあたり様々な縛りがあったため、喫茶店形式の居場所を開設し、利用者を支援するよりは、むしろ安心できて、自由に交流してもらうことを狙いとしている。

相談(電話や電子メール・来談・訪問)、ボランティア活動、就労手前サポート(中間的就労)、就労支援(ジョブ・トレーニング)、地域とのネットワーク(他団体との連携など)家族支援(家族会:父親だけの「親父の会」もある)、ひきこもりのライフプラン・親亡きあとの生き方サポート、交流会、リラクゼーション、ゲーム・カラオケ、食事会・飲み会、女子カフェも開催。電話相談から居場所での相談へという流れが多い。日中参加しづらい人の為に夜のカフェも設けている。

雑談フリートーク、事前にテーマなどを設定して行なうプログラムと参加者によってその都度内容を決めるプログラムと多種多様。外部からの安心安全を確保し、中傷や陰口などが起こらないようにすることに配慮している。参加者が発言を躊躇しない雰囲気づくりを重視している。ピアスタッフが真面目にプログラムに取り組んでいるのが印象的だ。来所者は周りに気を配りながらも会話が弾んでいる様子。視察者が施設の説明を受けている時も、自然に人が集まって来て誰もが拒否されない雰囲気がとてもよい。問い合わせの電話が途切れることなく、電話相談員が対応していた。家族会や勉強会も盛んに開催している。

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特徴

居場所の案内文を引用する。
葵鳥は巣鴨地蔵通りの高岩寺(とげぬき地蔵)を過ぎてすぐのところにあるコミュニティカフェです。「安心して、ホッとできる居場所が欲しい」「ひきこもりを分かってもらえる居場所が欲しい」「誰にも遠慮なく一人でも気軽に行ける居場所が欲しい」「仲間が欲しい」「いろいろな人と触れえるきっかけが欲しい」等々の多くの声にこたえるべく、NPO法人楽の会リーラが、コミュニティカフェ「葵鳥」を開設いたしました。

居場所利用の制限をなくすため喫茶店形式の居場所を開設。支援より、安心し自由に交流することが大事だと考えている。自由に、誰でも、いつでも、確実に、安心して、ホッとできる場所。さまざまな人との交流が出来て、仲間づくりの機会を提供し、何よりも孤立防止が大事だとしている。居場所とは、安心できる心身共に居心地の良い場所であり、人との出会いの場所である。

カフェ形式であるため、自由に出入りできるが、誹謗中傷、利用者同士のトラブル等発生時は、都度関係者で対応を協議している。初めての方の場合は、スタッフは優しく声掛けするが、強要するようなことはせず、本人の意向を尊重する。

contents 当事者・経験者の声に触れよう

  • 佐々木一医師からのメッセージ

    佐々木一医師からのメッセージ

  • ひきこもり広報・海谷一郎さん

    海谷一郎さんからあなたへ

  • ボイスTV⑥【仲間とつながる】ゲスト:宮本亞門/宮武将大(一般社団法人hito.toco 代表理事)

  • ボイスTV⑤【親の気持ち 子の気持ち】ゲスト:宮本亞門/池上正樹(KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事)

  • ボイスTV④【お金と仕事のこと】ゲスト:JOY/石井志昂(不登校新聞代表)

  • ボイスTV③【ゲームとかネットとか】ゲスト:JOY/新里渉(元ひきこもりプロゲーマー)

  • ボイスTV② 【ココロと健康】ゲスト:山田ルイ53世/大橋伸和(ひきこもりピアサポーター)

  • ボイスTV①【世間の目がツライ!】ゲスト:山田ルイ53世/林恭子(ひきこもりUX会議代表)

  • ひきこもってた時、つらかったことは?きっかけは?

  • イジメから不登校・ひきこもりへ。20歳で居場所につながり仲間との起業を目指す

  • 同じ境遇の仲間がいる、ひとりじゃないって思えたことで救われた

  • 生きている意味がないとひきこもり状態に。曲づくりを通じて見えてきたものは?

  • ひきこもり×農業によって、生きづらかった自分が変わっていく

  • 10.22ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin TOKYO ダイジェストムービー

  • 夏井いつきさんが審査する、おウチde俳句大賞「ひきこもごも部門」、俳句募集中

  • ひきこもり経験者、ピアサポーターとして今伝えたいこと

  • 経験者として居場所づくりを展開。今、必要な支援とは?

  • 22年間ひきこもった息子との暮らしから、わかったこと

  • もっとオンラインでの仕事が増えたらいいのに。プログラマー講師として伝えたい事

  • 30年間のひきこもり生活って?回復するきっかけは?

  • 大変な東京での仕事。ある日突然、心の病、そしてひきこもりに。

  • 田口ゆりえさん×池上正樹さん

    家族会の代表・田口ゆりえさん×KHJ池上正樹さん

  • 東畑開人さん

    臨床心理士東畑開人さんからひきこもり当事者の皆さんへ

  • 松山ケンイチさんと荻上直子さん

    松山ケンイチさんと荻上直子さんからあなたへ

  • 笑いのたねプロジェクト代表後藤誠子さんにお話を伺いました。

  • 安芸福祉保健所の公文一也さんにお話を伺いました。

  • 元ひきこもりの自称「惨敗王」の シンガーソングライター哲生さんにお話を伺いました。

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート1)

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート2)

  • ひきこもりUX会議代表林恭子さん、女性当事者インタビュー

  • 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役の佐藤啓さんインタビュー

  • ワーカーズコープ連合会 東葛地域福祉事業所 岩佐哲也インタビュー

  • 構成担当が、ひきこもりオンライン当事者会に参加してみた。

  • 高知ひきこもりピアサポートセンター、ピアサポーター下田つきゆびさんインタビュー

  • ひきこもり当事者の家族会に参加されているご家族の方にお話を伺いました。

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