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居場所づくりの実践事例集
ひきこもりVOICE STATION地域共生を目指すひきこもりの居場所づくり

東京都

「ひ老会」(VOSOTチームぼそっと)

※2019年時点での活動情報です。最新の活動状況は各居場所にご確認ください。

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ひ老会となる会場

基本情報

  • 居場所名:ひ老会
  • 主催団体名:VOSOT(チームぼそっと)
  • 世話人:池井多
  • 運営開始時期:2017年11月
  • 開催頻度:不定期。最近は2ヶ月に1回
  • 平均利用者数:約25人
  • 開催場所:光が丘区民センター
  • 参加要件:当初はひきこもり当事者のみだったが、現在は家族・支援者・取材者も参加可能。ただし「人生の当事者」として、自分を開いて語れる人のみ。

活動内容

「ひ老会」は40代、50代の参加者が多い。はじめに参加者の自己紹介を兼ねて、個々人の悩みや最近の出来事を語り、その後にフラットな立場でのフリートークを行う。世話人はファシリテーターとしてイニシアティブを執る。参加人数が多いために自己紹介の時間が長引いたり、空間的にお互いの声が聞けなくなったりする場合は、ミングルによっての自己紹介に切り替える。

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最初に一人ずつ「言いっぱなし、聴きっぱなし」の形での、時計回りでのチェックインが行われ自然に「人生の当事者」としての語りが続き、重い話題も含めて話す。この時点で、世話人は参加者それぞれがその日にどのような問題を抱えてやってきたかを把握。その後、休憩をはさみ後半に入る。

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「ひ老会」の様子

特徴

支援臭・福祉臭の除去。支援としてやっているものではなく、あくまでも当事者である開催者が、他の当事者たちと問題や知恵や力を分かち合うことを目的としている。また「教条的な民主的運営」「フラットな関係」にこだわるあまり、運営が行き詰まっていくことを避けるため、意識的に適宜イニシアティブを執っている。また中高年のひきこもり当事者たちにとって参加へのハードルが高くなってしまう「未来志向」「生産的」「オシャレ」という三要素を排除するように努めている。

「居場所はつくるものでなく、できるもの。居場所は与えられるものではなく、感じるもの」を信条としており多くの参加者が居場所に「人」を求めてやってきている。

今後の課題として世話人は当団体の主宰者であり、ひきこもり当事者、生活保護受給者。主催団体は自治体によって精神障害者団体として認定されているため、利用料の面で減免措置を受けているが、それですべての運営費を賄えるわけではなく、カバーできない経費の財源は、参加者の献金に頼っている。しかし、十分な献金が得られない場合は、主宰者が受給している生活保護費から支出している。ここに日本の格差社会の現実の一端が垣間見られる。

contents 当事者・経験者の声に触れよう

  • 全国キャラバン ㏌ 鹿児島「今わたしにできること〜色んなこころの居場所を考える」

  • 全国キャラバン ㏌ 山口「今わたしにできること〜安心できる第三者の力」

  • 全国キャラバン ㏌ 山形「今わたしにできること〜地域づくりの視点から」

  • 全国キャラバン ㏌ 栃木「今わたしにできること~ひきこもり当事者の家族に対して」

  • 全国キャラバン in 滋賀「今わたしにできること〜多様な立場からの関わり方」

  • ヒャダインさんからのメッセージ

    ヒャダインさんからのメッセージ

  • 佐々木一医師からのメッセージ

    佐々木一医師からのメッセージ

  • ひきこもり広報・海谷一郎さん

    海谷一郎さんからあなたへ

  • ボイスTV⑥【仲間とつながる】ゲスト:宮本亞門/宮武将大(一般社団法人hito.toco 代表理事)

  • ボイスTV⑤【親の気持ち 子の気持ち】ゲスト:宮本亞門/池上正樹(KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事)

  • ボイスTV④【お金と仕事のこと】ゲスト:JOY/石井志昂(不登校新聞代表)

  • ボイスTV③【ゲームとかネットとか】ゲスト:JOY/新里渉(元ひきこもりプロゲーマー)

  • ボイスTV② 【ココロと健康】ゲスト:山田ルイ53世/大橋伸和(ひきこもりピアサポーター)

  • ボイスTV①【世間の目がツライ!】ゲスト:山田ルイ53世/林恭子(ひきこもりUX会議代表)

  • ひきこもってた時、つらかったことは?きっかけは?

  • イジメから不登校・ひきこもりへ。20歳で居場所につながり仲間との起業を目指す

  • 同じ境遇の仲間がいる、ひとりじゃないって思えたことで救われた

  • 生きている意味がないとひきこもり状態に。曲づくりを通じて見えてきたものは?

  • ひきこもり×農業によって、生きづらかった自分が変わっていく

  • もっとオンラインでの仕事が増えたらいいのに。プログラマー講師として伝えたい事

  • 30年間のひきこもり生活って?回復するきっかけは?

  • 大変な東京での仕事。ある日突然、心の病、そしてひきこもりに。

  • 10.22ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin TOKYO ダイジェストムービー

  • 夏井いつきさんが審査する、おウチde俳句大賞「ひきこもごも部門」

  • ひきこもり経験者、ピアサポーターとして今伝えたいこと

  • 経験者として居場所づくりを展開。今、必要な支援とは?

  • 22年間ひきこもった息子との暮らしから、わかったこと

  • 田口ゆりえさん×池上正樹さん

    家族会の代表・田口ゆりえさん×KHJ池上正樹さん

  • 東畑開人さん

    臨床心理士東畑開人さんからひきこもり当事者の皆さんへ

  • 松山ケンイチさんと荻上直子さん

    松山ケンイチさんと荻上直子さんからあなたへ

  • 笑いのたねプロジェクト代表後藤誠子さんにお話を伺いました。

  • 安芸福祉保健所の公文一也さんにお話を伺いました。

  • 元ひきこもりの自称「惨敗王」の シンガーソングライター哲生さんにお話を伺いました。

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート1)

  • 東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート2)

  • ひきこもりUX会議代表林恭子さん、女性当事者インタビュー

  • 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役の佐藤啓さんインタビュー

  • ワーカーズコープ連合会 東葛地域福祉事業所 岩佐哲也インタビュー

  • 構成担当が、ひきこもりオンライン当事者会に参加してみた。

  • 高知ひきこもりピアサポートセンター、ピアサポーター下田つきゆびさんインタビュー

  • ひきこもり当事者の家族会に参加されているご家族の方にお話を伺いました。

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