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- 居場所づくりの実践事例集
- 山形県「からん・ころん広場」
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山形県
「からん・ころん広場」(特定非営利法人から・ころセンター)
※2019年時点での活動情報です。最新の活動状況は各居場所にご確認ください。
基本情報
- 居場所名:からん・ころん広場
- 主催団体名:特定非営利活動法人から・ころセンター
- 世話人:有償スタッフ2名(精神保健福祉士、社会福祉士、教員)、無償スタッフ5名
- 参加者数:一回あたりの参加者6~7名(男性8割、女性2割)
- 参加要件:年齢制限なし。参加したい人であれば、どなたでも可能。
- 運営開始時期:平成18年1月
- 開催頻度:平日の月・火・水・金
- 開催場所:単独の常設施設
- 運営の財源:行政からの補助金、参加者からの参加費、寄附(献金)
活動内容
同法人代表のお子さんが不登校になったことがきっかけで活動をスタート。親の会の任意団体を経て平成18年に法人化をして不登校、ひきこもりの居場所を開始。
居場所の主な活動としては、相談(電話や電子メール・来談/訪問)、社会参加促進(ボランティアなど)、就労手前サポート(中間的就労)、生活支援(日常生活習慣など)、地域とのネットワーク(他団体との連携など)、家族支援(家族会など)、交流会などが挙げられる。スポーツ活動、農作業体験、料理体験、リラクセーション活動、ゲーム、食事、飲み会、相談支援活動、対話を通じた交流会や相談活動、学習会も実施している。
ある年のクリスマス頃、珍しく雪がなく、普段より参加者が多かった。(普段約5人、本日約7人、新しい人もいた)その中に、元当事者のお母さんのボランティアがいた。居場所の畳部屋にはこたつがあり、午後前半は利用者それぞれが囲んで座り、雑談を交わして、利用者が自由に入れ替わる。作業所を利用している利用者が作業所からの帰りに寄ることもあった。後半は4人が格闘ゲーム、あと利用者の母親とボランティアスタッフ、利用者一人が こたつに入っていた。
印象に残ったのは、居場所を利用し始めて間もない方。居場所に寄ることができて、無口だが表情が柔らかく、他の利用者と楽しそうにゲームをしていた、自然にいられる感じがする。また、ゲームをしている4人は、2人が良く話していたが、ほかの2人は全然話さなかった。お互いに話を交わすことはなかったが、居場所の中に、利用者自身がここに居ても良い雰囲気が感じられた。
からん・ころん広場の特徴は、一軒家で、こたつがあって、テレビがあって、ボランティアとスタッフがあまり干渉せず、お互いに遠慮もしなく、好きなように時間を過ごしている。そのぬくもり感・安心感は利用者を惹きつけるポイントではないかと思う。
特徴
利用者は誰でも受け入れており、利用する前は見学が3回できる。利用者は年間35人、延べ人数約1200人、病院利用者は8割。ひきこもり期間は平均5年、17~36歳、 居場所の利用は2~3年で変化が出てくるとのこと。居場所の利用は頻繁利用している方は月13~14回(3~4人)、他は月1回や5~6回の方も。
居場所の利用者は優しい人が多く、嫌なことをあまり言えないという現象がある、これまでトラブルはあまりなかった。利用者の中に合わないとやめる人もいれば、別のところに繋がっていく人もいる。継続利用している人たちは、自然にいられる雰囲気ができている。
女性スタッフがいることで、女性利用者が増えた。女性利用者が増えたことで、居場所も華やかになった。そして、就労支援の作業所ができて、作業所を利用する方もいるが、居場所のみ利用する場合もある。一方、作業所ができてから、利用者の団結力が強まった。相手に声をかけて、一緒に何かをすることが多くなり、先に作業所につながった人がその後居場所につながった人もいたりする。社会復帰に関しては、若い利用者が早く社会復帰することが多く、30代を越えると考えが固まっているのが大半。居場所に卒業がなく、いったん就職していても、週末に居場所を求める人が利用することもできる。
利用者が求めていることは、人との会話・ぬくもり・居心地の良さ。現在では、利用者同士だけでは、あまり集まらない。ボランティアやスタッフを求め、人に話を聞いてもらいたい気持ちがある。ひきこもりであっても、人とつながることを倍に求めることも感じる。話が上手な人や、抵抗感がない人に向けて、年一回地域との交流を設けている。
contents 当事者・経験者の声に触れよう
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全国キャラバン ㏌ 山口「今わたしにできること〜安心できる第三者の力」
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全国キャラバン ㏌ 山形「今わたしにできること〜地域づくりの視点から」
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全国キャラバン ㏌ 栃木「今わたしにできること~ひきこもり当事者の家族に対して」
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全国キャラバン in 滋賀「今わたしにできること〜多様な立場からの関わり方」
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ヒャダインさんからのメッセージ
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佐々木一医師からのメッセージ
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海谷一郎さんからあなたへ
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ボイスTV⑥【仲間とつながる】ゲスト:宮本亞門/宮武将大(一般社団法人hito.toco 代表理事)
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ボイスTV⑤【親の気持ち 子の気持ち】ゲスト:宮本亞門/池上正樹(KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事)
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ボイスTV④【お金と仕事のこと】ゲスト:JOY/石井志昂(不登校新聞代表)
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ボイスTV③【ゲームとかネットとか】ゲスト:JOY/新里渉(元ひきこもりプロゲーマー)
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ボイスTV② 【ココロと健康】ゲスト:山田ルイ53世/大橋伸和(ひきこもりピアサポーター)
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ボイスTV①【世間の目がツライ!】ゲスト:山田ルイ53世/林恭子(ひきこもりUX会議代表)
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ひきこもってた時、つらかったことは?きっかけは?
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イジメから不登校・ひきこもりへ。20歳で居場所につながり仲間との起業を目指す
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同じ境遇の仲間がいる、ひとりじゃないって思えたことで救われた
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生きている意味がないとひきこもり状態に。曲づくりを通じて見えてきたものは?
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ひきこもり×農業によって、生きづらかった自分が変わっていく
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もっとオンラインでの仕事が増えたらいいのに。プログラマー講師として伝えたい事
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30年間のひきこもり生活って?回復するきっかけは?
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大変な東京での仕事。ある日突然、心の病、そしてひきこもりに。
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10.22ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin TOKYO ダイジェストムービー
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夏井いつきさんが審査する、おウチde俳句大賞「ひきこもごも部門」
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ひきこもり経験者、ピアサポーターとして今伝えたいこと
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経験者として居場所づくりを展開。今、必要な支援とは?
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22年間ひきこもった息子との暮らしから、わかったこと
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家族会の代表・田口ゆりえさん×KHJ池上正樹さん
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臨床心理士東畑開人さんからひきこもり当事者の皆さんへ
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松山ケンイチさんと荻上直子さんからあなたへ
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笑いのたねプロジェクト代表後藤誠子さんにお話を伺いました。
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安芸福祉保健所の公文一也さんにお話を伺いました。
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元ひきこもりの自称「惨敗王」の シンガーソングライター哲生さんにお話を伺いました。
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東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート1)
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東京学芸大学准教授 福井里江さんにお話を伺いました。(パート2)
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ひきこもりUX会議代表林恭子さん、女性当事者インタビュー
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株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役の佐藤啓さんインタビュー
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ワーカーズコープ連合会 東葛地域福祉事業所 岩佐哲也インタビュー
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構成担当が、ひきこもりオンライン当事者会に参加してみた。
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高知ひきこもりピアサポートセンター、ピアサポーター下田つきゆびさんインタビュー
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ひきこもり当事者の家族会に参加されているご家族の方にお話を伺いました。