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- バーチャル展覧会 8月1日より公開スタート!
ひきこもりVOICE STATIONバーチャル展覧会
「“HIKIKOMORI” ANYONE? 他人事じゃないかも展」
8月1日より公開スタート!

「“HIKIKOMORI” ANYONE? 他人事じゃないかも展」が、このたびバーチャル空間で公開されました。
本展では、これまで「ひきこもり当事者の声」に触れたことのない方々も含めて、当事者の思いや背景を伝えることを目的とし、ひきこもり当事者・経験者と、趣旨に賛同したさまざまな分野のクリエイターが協力し、共に作品をつくり上げました。
展覧会のテーマは「壁の向こうの声を、クリエイティブでつなぐ」。映像・音楽・漫画・アートなど、多彩な表現を掛け合わせることで、ひきこもりの内側にある孤独や不安、そして希望に触れ、その理解を深めていくことを目指しています。
作品を通じて、誰もが生きやすい社会を考えるきっかけとなれば幸いです。ひきこもりは、誰にとっても、どの家庭にも起こりうること。この機会に、ぜひ当事者の声に触れてみてください。
今回のバーチャル空間は、パソコンやスマホがあればどなたでも無料でご入場でき、バーチャル空間内の全ての作品をご覧いただけます。
【アクセス方法】
音声ガイダンスによる操作説明が流れますので、PCやスマホは「音声ON」の設定にしててご覧ください。(操作方法の動画もご用意しています。初めての方も安心してご参加いただけます)
簡単動画解説はこちら!
1. ひきこもりVOICE STATIONのWEBサイトから展覧会告知バナーをクリック

2. 「ルームに入る」をクリック

3. 音声解説を聞きながら操作方法をマスターする

4. さらに簡単にアクセスしたい方は、直接作品を展示しているスペースに移動ができるワープボタンを活用ください。

【内容紹介】
アート、漫画、音楽、演劇など、さまざまなジャンルのクリエイターたちが参加し、ひきこもり当事者・経験者とともに作品を制作いたしました。以下、各スペースの作品を紹介して参ります。
スペースA:ひきこもごも俳句フォト
朝日出版社主催「おウチde俳句大賞(ひきこもごも部門)」で、俳人・夏井いつき氏に選ばれた俳句とともに、写真家・百々新氏がひきこもり経験者との対話を重ねて撮影した写真作品を展示。俳句の投稿者による思いも文章として紹介しています。

ひきこもり経験者の方々に協力いただき、写真家の百々新氏が対話をしながら撮影。
スペースB:ひきこもり人生ドラマ朗読劇
演出家・宮本亞門氏のファシリテーションのもと、ひきこもり経験者やその家族が自身の人生経験をもとに朗読劇を制作。完成した4本の朗読劇映像と、その制作過程を追ったメイキング映像をご覧いただけます。
【参加クリエイター:宮本亞門、ひきこもり経験者、家族、支援者20名】

スペースC:ボカロHプロジェクト
ひきこもり経験のあるボカロP※ からの楽曲を募集。その中から一曲を音楽クリエイターヒャダイン氏が編曲・プロデュースしました。選ばれた楽曲は、ひきこもり当事者でもあるボカロP、七桁ラピ調r氏の「カレンダー」。作者自身の経験をもとにしたこの楽曲をアニメーションで表現したミュージックビデオを制作しました。
─── 七桁ラピ調r 楽曲に込めた思い
毎日、悩み続けることはとても忙しく、疲れます。お仕事のように定時もなく、起きてから眠るまでずっとです。そんな日々から休める日が来ることを待ち望みながら、今の自分が最大限やれることをやってます。「行動こそ見えてないかもしれないけど、色々な事を考えている」ということを周りの人たちが少しでも分かってくれたら、当事者は夢や希望も、好きなものも捨てることなく生きていけると思います。暗闇に負けないものを持ったまま生きていく、というのが大事です。わたしに差してくれた光が少しでも広がってくれることを願います。
【参加クリエイター:ヒャダイン、七桁ラピ調r、他ひきこもり経験のあるボカロPの皆さん】※「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標です。

アニメーションの制作は、ひきこもり経験者で構成されているアニメーションスタジオ「Shake Hands」に担当していただきました。
スペースD:とまった青春
漫画家ひうらさとる氏が女性当事者と対話する中で見えてきた女性特有の生きづらさ、ひきこもっていた当事者の声を、また自問自答し自分を責め続ける苦悶の日々を1ページとして表現しました。
【参加クリエイター:ひうらさとる、女性当事者】

女性ひきこもり経験者に取材中のひうらさとる氏
スペースE:当事者×クリエイティブ塾 学生作品
全国の美術系大学生に呼びかけ、ひきこもり当事者とともに作品を制作するプログラムを実施。その過程で誕生した作品やプランシートを展示しています。

写真は秋田の居場所「ふらっと」での刺繍ワークショップの模様。
スペースF:VOICE PAINTING 家族の風景
画家井澤由花子氏が、ひきこもり経験のある家族を持つ方と対話をしながらタブレット端末上で絵を制作。その作成中の動画の描写とご家族のインタビュー音声とをコラージュし、ひきこもり当事者をもつ家族の心象風景として作品を完成させました。
【参加クリエイター:井澤由花子、家族会参加者】

スペースG:共鳴の宇宙
現代美術家池平徹兵氏は、ひきこもり経験のある自立支援施設の若者たち約20名と絵画ワークショップを実施。彼らによって描かれた絵をコラージュしたキャンバスに絵を描きたしていく形で、大型絵画作品を制作しました。全てが主役であり、互いが引き立て合う必要な存在であることを視覚化した「希望」が描かれています。
【参加クリエイター:池平徹兵/ひきこもり当事者20名】

池平徹兵氏の絵画ワークショップに参加した、青少年自立援助センターに通う当事者のみなさんによる作品
スペースH:HIKIKOMORI ANYONE シアター(制作中)
ひきこもり経験者の実話をもとにしたショートドラマを現在制作中。完成次第、公開予定です。声優によるナレーション付きの映像コンテンツも企画中ですので、ぜひご期待ください。
スペースI:こえの道
2024年に東京・渋谷の地下通路で展開されたポスターキャンペーン「146万人のボイスプロジェクト」で集めた当事者の声を展示。SNSを通じて寄せられたメッセージが、大きなひとつの「声」として形になっています。

【最後に】
現在公開中の展示は2025年8月時点の内容です。今後も新たな作品を順次追加予定ですので、ぜひ定期的にご覧ください。
私たちは、ひきこもり当事者の声を、アートや漫画、音楽、テクノロジーなどの力を借りて、社会に届けていくことを目指しています。もし展示をご覧いただき、何か心が動いたと感じた方は、ぜひSNS等でのご紹介・拡散にご協力いただけましたら幸いです。
ひきこもりVOICE STATION事務局
contents 当事者・経験者の声に触れよう
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現在公開中のバーチャル展示の鑑賞の仕方と見どころを紹介します
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全国キャラバン2025in神奈川
朗読劇/パネルトーク「自立?自律?生きやすい社会はどっち?」 -
VOICESドキュメンタリー
「生き生きとすごせる場づくりを通して生きてて楽しい世の中にしたい」 -
VOICESドキュメンタリー
「25年間のひきこもり経験を無駄にしたくない」 -
演出家宮本亞門さん
クリエイティブプロデューサー就任 -
“HIKIKOMORI” ANYONE?他人事じゃないかも展が8月上旬よりバーチャル空間で開催!
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【宮本亞門の人生ドラマワークショップ】
ドキュメンタリー公開 -
ひきこもりVOICE STATIONフェス2/22
アーカイブ配信動画公開 -
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全国キャラバン ㏌ 山口「今わたしにできること〜安心できる第三者の力」
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全国キャラバン ㏌ 山形「今わたしにできること〜地域づくりの視点から」
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全国キャラバン ㏌ 栃木「今わたしにできること~ひきこもり当事者の家族に対して」
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