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ひきこもり支援に携わる方のためのヒント集

ひきこもりVOICE STATION歩みの例(1)ひきこもり状態を経験された方の歩みの例

支援機関につながる前の支援機関の印象等

  • 最初はオープンスペースでの活動を知らず、更生施設のようなところだと思っていた。
  • 母親から支援団体が発行するリーフレットはもらったが、あまり読み込んでいなかった。

支援につながるきっかけと経緯(出来事と気持ちの変化)

ひきこもり状態を経験

  • 中学3年の時に学校に行かなくなり、卒業はしたが、高校は出ずにそのままひきこもり状態で4年間過ごした。
  • 18歳の時に、不眠や不安で動悸するなどの様々な症状が出たため、親に相談し、病院に通院し始めた。

オープンスペースについて知る

  • 通院し始めた頃、母親から支援団体の運営するオープンスペースの存在を教えてもらった(母親は知人から支援団体が発行するリーフレットをもらった)。

オープンスペースに参加

  • オープンスペースに興味があったというよりは、行かなければ親に迷惑をかけると思い、直接オープンスペースに行った。
  • 当時はとにかく現状がつらく、変化を求めていた。不安はあったが、成り行きでどうにかなればいいなと思っていた。
  • オープンスペースが学校などとは異なり、自分の家のもう一つの部屋のように力の抜ける所だというのが分かってからは、特に難しいことは考えずに行くようになった。
  • 数回通った後、1か月程行かなくなったが、その後また通い始めた。

活動状況

これまで

  • 通い始めは特別な活動をしたわけではなく、月2回ほど通い、好きなように時間を過ごした。
  • 次第に様々な活動に参加するようになり、オープンスペースで出版する冊子の編集に編集長の一人として携わった。仲間と相談しながら冊子を作成した。
  • 現在は、支援担当者とともに、ひきこもり状態の方のお宅にも訪問している。

これから

  • 少しでも良いから今できることを一歩一歩やっていく気持ちでいる。

ご本人と担当者、それぞれから見た印象

支援対象者より

  • 血のつながりはないけれど、親戚のように感じている。支援担当者は色々な人とのネットワークを生かして、様々な活動をしているため、自分もその中に入り、活動に関わっていきたい。

支援担当者より

  • 支援対象者は視野が広く、周囲の人を動かしながら、様々なことに取り組むことが出来る。そこも良さの一つだと思う。

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